きらきら星幼稚園の運動会は『走る』にこだわった運動会です。
年長さんの恒例種目リレーとマラソンの練習は運動会の約1ヶ月前から始まりました。
運動会までの期間毎日練習を重ねます。
初めはみんなで走るのが楽しくて楽しくて。
どの子も嬉しそうに笑い合い練習をしている子どもたち。
10月に入る頃にはどの子も表情は真剣そのもの。
練習をしても練習をしても思うような結果が出ないこともあります。
そんな時さすが年長さんです。リレーの練習が終わると一人の子が言いました。
「どうやったら勝てるかみんなで考えよう!」。
子どもたち自ら走る順番を変えてみたり、
バトンの受け渡しの自主練習を行ったり、
子ども同士こうやったら早く走れるよとアドバイスし合ったり。
走るのが得意な子も苦手な子もいるグループの仲間。
『みんなはひとりのために、ひとりはみんなのために。』
リレーでの練習を通じて子どもたちの心が一番成長する瞬間です。
マラソンは『自分のペースで走り抜く』を目標に約1キロの道のりを走ります。
幼児にとっては長い道のり。園外を出て上り坂もあります。
約10回ほどの練習の間、順位が上がる子もいれば下がる子も。
子どもの心の中は大忙しです。
お家の人と練習を重ねる子どもや、自分なりに作戦を立ててくる子どもたち。
そんな過程を保護者の方と教師みんなが知っているからこそ
本番の子どもたちの諦めない姿に目頭が熱くなります。
運動会当日は保護者の方の声援を力に精一杯頑張る子どもたち。
ドキドキ緊張している気持ちが伝わってきます。
最後の子どもが帰ってくるまでみんなで待ちます。
そしてマラソンを頑張った子どもたち全員に園長先生から一人一人に手作りのメダルが渡されます。
運動会が終わった子どもたちの表情はどの子もとてもさわやかです。
この一ヶ月の間本当に子どもたちは走りに走り、時には悔し涙を流しできました。
幼児期にこんなに一生懸命になれる経験は子どもたちにとって今後必ず大きな宝物になるはずです。
どんなに頑張っても思い通りにならないこともあります。
きらきら星幼稚園ではそんな時も
さわかやに受け止めることのできる心を育ててあげたい。
そんな思いでこの運動会はあります。