きらきら星プロムナード

自主性・創造性を育む! お泊まりキャンプ事前活動のねらい

もうすぐ年長さんは幼児合宿があります
きらきら星幼稚園ではそれを『キャンプ』と呼んでいます
子どもたちは大変楽しみにしている活動です
きらきら星幼稚園ではキャンプに向けてとても大切にしていることがあります
それは『子どもたちが主体的に関わる活動である』ことです
そのためにキャンブ当日だけで終わるのではなく
事前に様々な活動を行なっていきます
今回はその様子を少しお伝えしていきたいと思います

きらきら星幼稚園では年少クラスの時から木工活動を行なっています
その集大成として年長さんは木材で船を作りキャンプの時に川に浮かべに行きます

まずは船になるパーツをノコギリを使って切っていきます
先生と一緒に少し緊張しながら切っていきます
ノコギリやカナヅチはもちろん危険を伴う道具でもあります
しかしきらきら星幼稚園では危険だから使用しないのではなく
正しい使い方知って上手に使う
子どもたちにとって活動や想像力の幅が広がってくるからです

次は紙やすりで削っていきます
子どもたちも慣れた手つきで「もうちょっとここを綺麗に削ろう」など
年少クラスから行なっている木工活動なので
年長クラスになると自分で考えながら行うことができてきます
そんな成長を感じる場面もこの時期になると沢山あります

その後はカナヅチと釘を使って船の土台を作っていきます
何度も釘打ちは行ってきているのでここはもうお手の物
そしていよいよ色塗り
自分の好きな色を選んで塗っていくと一気に船の形が想像でき
子どもたちも嬉しそうな表情を見せてくれます
僕の船カッコイイ!
私の船早く走りそう
ますますキャンプが楽しみになっていきます

土台の色が乾くと今度はそれぞれの個性が光るパーツを打ち付けていきます
その前にどうやって並べようか楽しそうに悩みながら打ち場所を決めていく姿も見られました
友だちにパーツを押さえてもらいながら行っている年長さんもいました

この後もまだまだ船作りは続きます
パーツの色塗りや
川に浮かべる前に幼稚園のプールで船が浮くのか試してみる活動もあります
このように木工活動はキャンプの約1ヶ月前から少しづつ行っています


次にご紹介するのは調理活動です
キャンプ時には自分たちで食べるご飯をみんなで作ります
これもキャンプ当日だけするのではなく事前活動として行っていきます
そうすることで子どもたち自身が見通しを持って行うことができるからです

この日は野菜を切ってスープを作ってみました
エプロンと三角巾をつけるだけで子どもたちは大盛り上がり
包丁を持つと子どもたちも真剣そのもの
切れた後は少し安堵した表情になります

切っている友だちをじっと見つめるクラスメイト
いつも元気なきらきら星幼稚園の子どもたちも
包丁を使っている間は騒がず友だちを見守ってくれています

切った材料は幼稚園の大きな釜でグツグツ煮ます
子どもたちも完成を楽しみにしてくれています
美味しくな〜れと子どもたちの願いも注入です

待ちに待ったスープの完成です
一口食べるだけで子どもたちから「美味しい〜、美味しすぎる〜」と
可愛い歓声が上がっていました

このようにキャンプ前の事前活動は子どもたちが自信協調性を育み
自主的に行動する力を身につけるための大切な準備です

調理活動では友だちと協力して料理を作り「自分でできた!」という達成感を味わいます
木工船作りでは想像力を働かせ試行錯誤しながら一つのものを作り上げる喜びを体験します

これらの活動を通して子どもたちはキャンプ当日への期待感を高めるだけでなく
「自分で考え行動する力」「友だちと協力する楽しさ」
そして「やり遂げる喜び」を学んで心身ともに大きく成長しています

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